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ベジタリアンブームのドイツでも注目!日本が世界へ誇る「大豆」

ダイズの力、ドイツでも。

日本の食卓には、白いご飯と味噌汁!ですよね。僕はドイツに住んでいるのですが、海外に住んでいると、寒い朝には豆腐入りの暖かい味噌汁がどうしても恋しくなるときがあります。

日本の食卓に欠かせない食材となっている味噌や豆腐、醤油などの原材料は「大豆」。栄養が豊富な一方、食べても太りにくく、美容・健康効果が期待されてダイエット食品として日本でブームにもなりました。もしかして今も…?

実は現在、日本だけでなくドイツでも大豆は健康食材として注目を集めているのです。

ベジタリアンブームのドイツと大豆

ドイツ料理といえば、何が思い浮かびますか? ビールにソーセージ? 脂肪たっぷりの肉料理?

そんなイメージとは裏腹に、ここ数年ドイツではベジタリアンがブームとなっています。流行の理由として動物や環境が一因だと言われていますが、自分自身の健康のために肉を避ける人の数も増えているようです。

ちなみに統計によると、ドイツ国民の約1%がヴィーガン(動物由来のものを食べないだけでなく、衣類等も動物からできたものを持たない生活スタイル)で、ベジタリアン(肉や魚を食べない)の人の割合が約10%を占めています。この傾向に合わせ、ヴィーガン料理を提供するレストランも増えています。

また驚くべきことに、プロスポーツの世界にまで及んでいる菜食主義のトレンド。サッカーブンデスリーガ一部のクラブに所属する選手が、ベジタリアンの食事に変えてから動きのキレがよくなったと話題になっています。また、日本代表・長谷部誠選手の所属するアイントラハト・フランクフルトは、栄養士の指導のもと、チーム全体をあげてベジタリアンスタイルの食事を取り入れ始めているようです。

このように食習慣が変化を見せるドイツで、いま注目を集めているのが「大豆」。先に挙げたプロサッカー界においても、牛乳に代わるタンパク質源として「豆乳」が食事プランに含まれるなど、「大豆」の持つ栄養面でのメリットが注目されています。

「畑の肉」大豆の何が凄いの?

スポーツ選手が肉の代わりに取り入れる大豆には、一体どんな栄養が含まれているのでしょう?

まず、大豆には良質なタンパク質が含まれており、これが「畑の肉」と呼ばれる理由でもあります。タンパク質は筋肉や骨をつくる材料になる栄養素で、人間の身体には欠かせません。

アミノ酸は誰もが一度は聞いたことがあるかと思います。実は、タンパク質を構成する物質がこのアミノ酸なのです。

20種類近くあるうち、体内で合成できず、必ず食品を通じて摂らなければならない「必須アミノ酸」が9種類。そのバランスが取れているほど、その食品には良質のタンパク質が含まれていることになります。逆に一つでも足りないと、他の8種類もうまく身体に吸収されないため、「バランスが大事」なのです。

タンパク質には大きく分けて動物性と植物性があり、人体に構造が近い動物性タンパク質(肉・魚・卵・乳製品など)の方が、基本的にこのアミノ酸のバランスが取れています。一方、植物性タンパク質には9種類の必須アミノ酸のどれかが欠けていることが多いのですが、

例外的に大豆はすべてをバランスよく含んでいるんですね。身体を酷使するスポーツ選手が肉や乳製品の代わりとして取り入れるくらいですから、やはり「畑の肉」の力は侮れません。

そして大豆の栄養は、タンパク質に限りません。動物性タンパク質が豊富な肉や乳製品は、肥満の原因になる脂肪やコレステロールも多く含んでいるのですが、大豆に含まれる脂肪の多くはコレステロールを下げる不飽和脂肪酸。

また、小豆など他の豆類と比べて糖質が少ないので毎日食べても太りにくく、ダイエット効果も期待できます。ビタミンやカルシウム・カリウムも豊富で、人間の身体に必要な五大栄養素をまんべんなくカバー。

さらには、生活習慣病の予防効果のあるイソフラボンや脳を活性化させるレシチンなど、大豆ならではの栄養素がより他の食品との差を生み出しています。まさに「大豆」は、健康な食生活を支える心強い味方なのです。

ただし、大豆も万能ではありません。ビタミンCがあまり含まれていないのです…。“完璧”なモノって、やはりそうそうあるわけではないんですね。足りない部分を補い合うのは、栄養も人も同じ。パプリカなどの緑黄色野菜と一緒に調理したり、デザートにかんきつ類を食べるなどして、大豆に欠けている栄養をカバーするといいですね。

世界に誇る和食を支える「大豆」

醤油や味噌といった調味料として日々使用されたり、煮物の材料としてメイン料理になったりと、古くから日本の食卓を支えてきた「大豆」。食の欧米化が叫ばれる現代においても、一度も味噌汁を飲んだことのない日本人はほとんどいないでしょう。

世界無形文化遺産に登録された「和食」は海外でも人気を高めており、その基本食材である「大豆」も健康・栄養面で世界に認められつつあります。

ドイツでもスーパーへ買い物にいくと、牛乳の隣には必ず豆乳があり、ベジタリアン向けのコーナーには「Tohu(豆腐)」が置かれています。ドイツでも、味噌汁をスーパーで簡単に入手でき、ドイツ人がビールジョッキを片手に枝豆や冷奴をつまむ。そんな光景を密かに楽しみにしているのですが、これもそう遠くない未来に実現するのではないでしょうか?

プロサッカー選手が牛乳の代わりに豆乳、肉の代わりに大豆料理を取り入れるほどタンパク質が豊富で、ビタミンや鉄分などの身体に必要な栄養素も同時に含む。

さらに、イソフラボンやレシチンなど大豆ならではの栄養が、生活習慣病を予防してくれる。大豆を摂るかどうかであなたの一生の健康が左右される、というのは言い過ぎかもしれませんが、世界に誇る「ダイズ」の力を、日本人である私たちこそもう一度見直したいものですね。

参考:大豆の恵み

(河内)

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