人生100年時代を迎えるにあたって、生き方や働き方といったことが注目されています。それに伴い、これからは体だけでなく心の健やかさなども生きていく中で重要なポイントとなってくるでしょう。 心の問題は複雑で人それぞれ微妙に違…
色ってこんなに効果あったんだ。7つの色と人間の関係
宇多田ヒカルさんが活動を再開しましたね。もう新曲は聴きましたか?
彼女のこれまでの作品は名曲ばかり。その中で好きなものの1つが『COLORS』です。聴く度に、あぁいい歌詞だなぁと惚れ惚れ。タイトル通り、色の持つイメージや色を使った心理描写が曲全体に散りばめられ、聴いてると色鮮やかな光景が目の前に広がってくるーー。
あ、COLORSがリリースされたのが私の大学入試の時期だったので、聴くと当時の緊張と吐き気が蘇るっていうめちゃくちゃ個人的な副作用もあるんですが、それを差し引いても好きです。
この曲で効果的に使われているように、色って単に見て楽しむだけでなく、人間の心理や体調に影響を与えるもの。闘牛士が持つ布の色が赤なのは、赤色が牛を興奮させるから、という話は有名ですよね。同じように、ほかの色にもそれぞれ人に与える作用があります。
それならば! 生活の中に色の効果を取り入れて役立ててみるっていうのはどうでしょう?
人と色の関係をざっと7つご紹介!
食欲不振を治したい
胃腸を刺激し、食欲を促す作用を持つのはオレンジです。食器やランチョンマットをオレンジにしてみたり、ダイニングルームのインテリアにオレンジを取り入れたりしてみよう。どの色もそうですけど、オレンジの持つあの独特の感覚は個人的にけっこう好きだなぁ。
ダイエットしたい
食欲を抑えたいときは食欲衰退効果のある青です。一時期、食べ物を青くするダイエットが話題になりましたが、あれはあまりにもおいしくなさそうでした…。そこまでせず、食器やランチョンマットを青にしてみる、食卓の上の照明を青みの強い蛍光灯に替えてみるなんてどうですか?
便秘を改善したい
「便秘に色が効くの!?」って思っちゃいますよね。どうやら黄は消化器系の活動を活発にして、消化や便通をよくする効果があるそうなんです。お通じがイマイチなときは、タオル、便座カバーやスリッパなどの小物に黄色を取り入れてみて。黄色いお花を飾るのもいいかも。
目の疲れがひどい、体も疲れた
目に一番やさしい色は緑だそう。暖色でも寒色でもない中間色なので、刺激が少ないんです。さらに心身のバランスを整え、自己治癒力を高める効果も。自然に囲まれた場所に行くと、落ち着いた気分になりますよね。リビングのインテリアに緑を取り入れたり、観葉植物を置いたりすると、目も心も癒されそう。植物の写真集を眺めるのも効果アリですよ。
頭を使いすぎて精神的にぐったり…よく眠りたい
忙しいとついつい犠牲になりがちな睡眠時間。限られた時間でもよく眠りたい! という人におすすめなのは青の寝具。青は鎮静作用があるので脈拍や呼吸をゆっくりにして、平和で安らいだ気分にさせる作用があるんです。仕事でカッカしている頭や心を落ち着けて、安らかに眠りに入れそう。
冷え性が辛い
冬は言わずもがな、春でも足先が冷えるし、夏は冷房で凍える…冷え性の悩みは季節を問いません。そんな方に身につけて欲しい色は赤。交感神経を刺激し、体を活動的な状態にします。赤は脈拍が速くなって体温も上がり、血流がよくなると言われています。靴下や下着にぜひ取り入れてみて。
女性ホルモンのバランスが乱れてる
「生理周期が乱れてる」なんてときはピンクを。女性ホルモンのバランスを整えて、女性らしさをアップする効果が。パッと目に入るハンカチやネイルカラーに取り入れるのがいいかも。でも症状がひどいときは、早めに婦人科に相談を。
あっ、グッタリなときは、緑に癒された後、青の寝具で熟睡ですよ! お忘れなくー!
(吉原由梨)