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医療サービスを安く速くどこででも。そんな未来が実現するのは遠くない気がした「Health 2.0」Japan 2016 Meetup Vol.1

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もっと気軽に診断受けられそうな気配がします。

今回イベントレポートする「Health 2.0」は、アメリカHealth 2.0社が立ち上げたヘルスケアとITを組み合わせたデジタルヘルスに関するイベントで、Health 2.0の共同創設者Matthew Holt氏が来日していた6月6日に日本版のイベントが東京都内にて開催されました。ちなみに、写真右で立たれている方がMatthewさん。

ヘルスケアというと取っつきにくい印象がありますが、ここ最近の「健康ブーム」もあるし、デジタルヘルスは注目の分野です。というわけで、イベントレポートどうぞー!

米国におけるデジタルヘルスの発展

まず、Health2.0の第1回カンファレンスがカリフォルニアで開催された2007年から現在までの間に、米国のデジタルヘルスの分野ではどんな変化があったのかというと、まずは参加企業数の増加。第1回カンファレンスに集まった企業は30社でしたが、今年初めの市場調査データでは、このデジタルヘルス分野に参入している企業は4000社。しかもさらに増えつつあるといいます。

社会の動きとしては2009年にアメリカ政府がEMRを導入したり、2010年にはオバマケアの法案が通過したり節目となる変化がありました。また、技術面でも、ヘルスケア分野にiPhoneが導入され、その流れに乗る形でサムスンやグーグルフィットが参入。

この9年で、業界は目を見張る拡大を見せているといいます。

デジタルヘルス領域で起こりうる4つの変化

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Matthew氏は、4つの要素に分けてこれからデジタルヘルス領域において起こりうる4つの変化を紹介しました。それがINFORM・CONNECT・DIAGNOSE・TREATの4つ。それぞれ見ていきましょう。

INFORM : 情報提供

企業が患者から情報を吸い上げて活用する。たとえば、コーチング、薬に関する情報、良い医者を探す情報など。
それによって、患者が自分の健康状態をマネジメントする際に、より良い情報を手にすることができるといいます。

CONNECT : 繋がる

様々なアプリケーションを使って診断に必要なデータ(心拍数・血圧・血糖値など)を画像や映像で医師に送り、それを見た医師によって診断が下り、投薬もされるようになる。つまり、遠隔での問診や処方がどんどん進んでいく。

DIAGNOSE : 診断する

上記のようなテクノロジーによって、病院だけでなくどこででも、より安価に医師による診断がうけられるようになるため、例えば、電話を通じて咳を送ると、ぜんそくか否かを99%の精度で判断してくれるCLOUD DXなどのサービスも登場しています。

また、コストが安く、発展途上国で普及しつつあるのが、小型のデバイスを使用して視力異常を見つける技術。同様に、シンプルなアタッチメントをスマホにつけて、医師が遠隔で子宮頸がんの診断をする方法もひろがっている。いまは看護師の目視で精度は半分ほどなので、精度がぐっと上がっているといいます。

TREAT : 処置する

上記3つの変化で、担い手も変化することがおのずと見えてくるといいます。例えば、バーチャルでのセラピスト業務、痛みの軽減処置。ロボットによる高齢者のケアなどです。

Matthew氏は、今後5~10年で起こる変化は以上のことを予想しているとのこと。

「新しい技術が入ってくることによって、医療サービス提供のコストが下がり、場所が変わり、組織・担い手が変わる。メディカルケアのそもそもの性質が変わる。この業界の変化は興味深いものになるので、これからもワクワクする変化を見守ってほしい」と締めくくっていました。

すごくいいですよね、これらの変化。もちろん、便利さという意味で遠隔診断してもらえれば患者は楽だし、それ以上に地域や国による医療格差の解消に一役買うなんて。私はこの変化が日本でも起きて欲しいと強く思いました。

どこにいても、迅速に、的確に、安価に、平等な医療を受けられる。そう遠くない未来に、そんな世界が実現するのではないでしょうか。日本での動きにも注目です。

(吉原由梨)

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