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痛くない! 痔の最新治療ALTA療法(ジオン注射)とは

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内痔核に有効なALTA療法(内痔核硬化療法)は、ジオン注射を投与して炎症を起こし、痔核を固めて小さくする治療です。メスを使わずに注射1本で症状を改善することができるので、患者さんの負担も軽減されます。ALTA療法は、専門医しか行えない高度な技術が必要となる治療ですが、内痔核に高い治療効果があります。そんなALTA療法について紹介しましょう。

ALTA療法とは

ALTA療法は、ジオン注射という注射薬を使用して治療が行われます。ジオン注射の有効成分は硫酸アルミニウムカリウム水和物・タンニン酸です。有効成分である硫酸アルミニウムカリウム水和物・タンニン酸(ALuminum potassium sulfate hydrate・Tannic Acid)の頭文字をとってALTA療法と言われます。硫酸アルミニウム水和物は出血や脱出症状を改善し、タンニン酸は硫酸アルミニウム水和物の働きを調整する作用があります。これらの成分を内痔核に注射して炎症を起こすことで、痔核が固まって小さくなり、脱出と出血症状を改善することができるのです。ALTAは高度な技術が必要なため、手技の講習会を受けた専門医でなければ治療できません。

治療の流れ

まずはALTA療法が適応か判断し、血液検査などを行って全身の状態を把握します。肛門周囲あるいは下半身に効く麻酔をし、肛門周囲の筋肉を緩めて痔核が見やすいように肛門鏡という器具を挿入します。その後、ジオン注射を投与します。ALTA療法は四段階注射法といって1つの痔核に対して4箇所に分けて投与する方法がとられます。麻酔から治療終了までは約30分です。痔核が複数ある場合はそれぞれの痔核に対して行うので、その分時間もかかります。注射後すぐは出血が見られますが、そのうちに薬剤が効いて出血は止まります。

治療後の経過

治療後はなるべく安静に過ごしましょう。一般的には、投与後1週間から1ヵ月ほどで出血は止まります。投与された痔核が小さくなって固まるので脱出はなくなり、肛門周囲の腫れもひいてきます。早い人では投与後翌日から効果が現れます。

効果があるALTA療法ですが、副作用もあります。治療後早いうちに食欲不振や吐き気、頭痛が現れることがあります。また、治療後2週間以内に発熱が現れることがあります。数日で改善されることがほとんどですが、肛門周囲の痛みや排便がしにくいなどの症状が現れることもあります。すぐに消失する症状もありますが、気になる症状が現れた場合はすぐに受診しましょう。

治療のメリット

メスを使って切除する手術と異なり、痛みを感じない部分に注射するので痛みはほとんど感じません。また、治療時間も短く、日帰り手術が可能です。そのため身体的な負担だけでなく、精神的負担や経済的な負担も軽減されます。

治療のデメリット

ALTA療法は内痔核に適応される治療で、外痔核には効果はありません。ALTA療法は手技の講習会を受けた専門医しか治療を行えないため、どの医療機関でも受けることができる治療ではありません。ALTA療法を希望する場合は、ALTA療法を受けることができる医療機関を調べて受診しましょう。また、ALTA療法を行っても再発する可能性はあります。治療したからといって安心するのではなく、生活習慣の改善も行いましょう。

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