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人工知能が患者を救う! 難病をわずか10分で指摘する国内初のお手柄!

Illustration of human brain in form of circuit board on red background

未来、きちゃってました。

NHKは4日、東京大学医科学研究所が導入した人工知能が、特殊な白血病をわずか10分ほどで見抜き、治療方針を変えるよう提案したことで60代の女性患者の命が救われたと報じています。

この件で利用された人工知能は、IBMが開発した「ワトソン」。このワトソンは2000万件もの医学論文を学習し、今回の判断の参考にしました。さらにワトソンは白血病だけでなく2人のがん患者の病名を突き止めるなど大活躍しており、このように人工知能が人の命を救ったのは「国内初のケース」なんだそうです。

ワトソンとは

ワトソンはIBMが開発した人工知能で、正確には自然言語を理解し、学習して人間の意思決定を支援する「コグニティブ・コンピューティング・システム」と定義づけられています。

ワトソンは初期の頃はアメリカのクイズ番組などにチャレンジし、見事優勝。クイズの文脈を理解すために、自然言語の学習システムが利用されました。そして、将来的には医療やオンラインペルプデスク、コールセンターでの顧客サービスなどへの応用が期待されています。

医療分野での活躍

今回のケースでは、患者の女性は最初に医師から「急性骨髄性白血病」だと判断され、治療が行われました。しかし抗癌剤治療の結果、容体は悪化。そのため治療方針を変更し、女性の遺伝子のデータを人工知能に入力して判断させたところ、たったの10分ほどで「二次性白血病」という別の癌だと判断したのです。その後女性は新たな治療を受け、現在は退院するまで症状が改善しました。

実は白血病などの血液がんの分野では論文が膨大になりすぎ、医師がすべてのケースを理解するのが不可能になりつつあります。そんな医師をサポートするため、ワトソンが膨大な論文を読み込んで医師の判断をサポートした、というわけですね!

なお、治療を受けた女性患者は「今生活できているのも人工知能のおかげです」と喜びの声を伝えています。

人工知能の活躍を見据えた

このように医療の分野で大手柄をたてた人工知能ですが、その活躍の分野は医療にとどまりません。たとえば、先日に碁の世界ランカーを打ち破ったGoogle DeepMindの人工知能「AlphaGo」は記憶に新しいことでしょう。AlphaGoは「ディープラーニング」という手法を用いることで、自分自身と何千万回も対局することで碁の腕を磨きました。

さらに、人工知能に小説を書かせる試みも行われています。これはSF作家の星新一の新作ショートショートを人工知能で作成するという試みです。現時点では人間の助けを多く必要とするようですが、将来的にはより人工知能の比率を高めていきたいとしています。

このように医療だけでなく、ゲームからエンターテイメントの分野まで活躍している人工知能。もちろん、日々のオフィスワークの支援でも役立つことでしょう。一部には人工知能を怖がる風潮もありますが、むしろ人工知能は「人を助け、人生を豊かにする」仲間のような存在になってくれればいいんですけどね!

[NHK NEWS WEB]
image:iStock

(塚本直樹)
 

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