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副業で「月20万円」の不労所得を目指すには

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1本目:100歳まで生きるかもしれない時代としての副業
2本目:人生100年時代に向けて継続的に副業をするためには
3本目:人生100年時代に向けてまずは副業で月1万円稼げるようになろう
4本目:老後生活費を作るために副業で毎月10万円稼ぐようになろう
5本目:副業で「月20万円」の不労所得を目指すには

この特集ではこれまで、副業を本業にする方法について紹介してきました。

見事本業とまで言えるレベルのお仕事になったら、次に目指すべきステージは、月20万円の不労所得を考えるタイミングです。100歳まで生きることを想定すると、できれば80代以降は悠々自適に不労所得で生活したいもの。これを見越して副業が始められると良いのではないでしょうか。

人生100歳時代では、年代によって働き方を変えていくことが重要になってくるはずです。いつまでも現場で働くのではなく、タイミングをみて自分の働くポジションを変えていく働き方が理想的。例えばセミナー講師であれば、登壇し続けるのではなく、セミナーを主宰する立場へポジションを変え、講師を集めてコミュニティ(会社)を作るといったように。

特に定年を迎えて落ち着く70代以降の老年期は、後者の働き方のほうが体力的に合っているような気がします。

人生100歳時代に向けて考えておきたい働き方

まず考えておきたいのが、人生100年時代の人生戦略を提示したベストセラーであるリンダ・グラットン著の『LIFE SHIFT』(東洋経済新報社)にて定義されている個人の無形資産の構築です。

無形資産には、「生産性資産」「活力資産」「変身資産」の3つがあり、現金や家財、不動産、株式などは有形資産と呼ばれますが、人生100年時代では、この3つの無形資産を持つことも強みとなるとされています。

無形資産である「生産性資産」は、所得を増やすのに役立つ要素です。スキルや知識のほか、仕事につながる人間関係や評判などもこれに含まれます。次に「活力資産」は、肉体的・精神的な健康と幸福のこと。自身の健康のほか、友人やパートナー等との良好な関係などがこれに当たります。幸福感があると、人はやる気がみなぎり、前向きな気持ちになります。「変身資産」は変化に対応するために必要な資産。自分についてよく知っていること、多様性に富んだ人的ネットワークを持っていること、新しい経験に対して開かれた姿勢を持っていることなどがこれに該当します。

また、人生100年時代に向けて、これまでとは違う働き方が必要となってくるのです。かつて人生のステージは「教育」「勤労」「引退」の3つに分かれていました。教育の時代が終わるとフルタイムの仕事の期間に入り、その次は引退の期間に入るというものです。

この3つのステージに分かれていた時代では、大学卒業→結婚→引退というある程度予測できる人生のモデルがありました。しかし、これからの時代はこの人生モデルは成り立たないでしょう。代わりに「エクスプローラー」「インディペンデント・プロデューサー」「ポートフォリオ・ワーカー」という3つの新しいステージが登場しつつあります。

■「エクスプローラー
旅や留学などを通じて選択肢を狭めずに幅広い針路を検討するステージ。この時期では多くの人や文化に出会い、他者の人生の物語に触れることで、自分のアイデンティティを再考するきっかけを与えてくれます。

■「インディペンデント・プロデューサー
自由と柔軟性を重んじて小さなビジネスを起こすステージ。試行錯誤を繰り返して模索する「プロトタイピング」を通して、ほかのメンバーと協働しながら知見を身に付けていきます。

■「ポートフォリオ・ワーカー
様々な仕事や活動に同時並行で携わるステージ。このステージでは、すでにスキルや人的ネットワークの土壌があることが望ましいといわれています。フルタイムで本業をこなしつつ、小規模のプロジェクトから仕事を始め、「変身資産」を育てていくのが求められるのです。

これらは旧来のステージ(「教育」→「勤労」→「引退」)では補えきれない生き方や働き方の対処方法を教えてくれます。そして、人生を明るくイキイキとしたものに方向転換してくれるでしょう。
今後は上記のように、ステージの移行期間が増えるため、事前の準備が必要となります。そのため、移行する際には金銭的資産をある程度確保しておくことが必要です。

ここでは『LIFE SHIFT』を例にして、人生100歳時代に向けて考えておきたいこと・準備しておきたいことを提示しました。これらを踏まえた上で、不労所得を得るための具体的な方法を展開していきます。

「有形資産」と「無形資産」を組み合わせて不労所得を得る

月20万円の不労所得を得るためには、上で述べた「有形資産」と「無形資産」を活用する必要があります。

「有形資産」の活用法

100歳まで生きると考えると、現実的に考えて現役でバリバリと働けるのは70代くらいまででしょうか。80代以降は不労所得で月20万円程度を稼げるのが理想の一つであると考えます。そこで有効になってくるのが不動産や株式、家財といった「有形資産」の活用です。まとまったお金があるのであれば、投資を行うのもありです。

例えばすぐに運用できる資金5000万円が手元にあるとします。年利5%の利回りの金融商品を購入すれば5000(万円)×5(%)=250(万円)となり、月20万円を受け取ることができるでしょう。しかし、5000万円をすぐに投資に回せる資産状況というのは一般的ではありません。

そこで、自分の持ち家を持っていて、実家があるパターンで考えてみました。持ち家のローンを繰り上げ返済で定年前に完済でき、老後は実家に帰って静かに過ごすと想定してみます。そう、現在の持ち家を貸し出すことを考えてみてください。場所にもよりますが、現在の持ち家を約月間20万円程度で貸し出せるならば、それだけで年間240万円の不労所得になります。

株や投資信託などを組み合わせて、合計で月20万円の不労所得を得られるように、いまのうちから準備ができるといいでしょう(過去記事参照)。

「無形資産」の活用法

先にも述べましたが、「無形資産」には、「生産性資産」「活力資産」「変身資産」があります。

まず「生産性資産」は、壮年期(20〜65歳くらい)に身に付けた投資のスキル・知識を存分に活かすチャンスです。実際、年齢を重ねるほど資産運用をしている人の割合が多いという「消費行動研究室(PDF)」の統計もあります。80代以降も投資を行って資産の有効活用ができるのが理想的です。私の祖母は現在89歳ですが、中年期から始めた株の知識を使って現在も投資を行っています(私の投資の師匠です!)。高齢にも関わらず、経済新聞の株価欄をチェックして動向を追っているのですから尊敬します。

「活力資産」は、前向きな気持ちというのが何よりも大切なもの。やる気をかき立ててポジティブな気持ちにさせてくれる源です。

うちの祖母は最近のトレンドに敏感です。スマホに関心があり、アプリ『SNOW』にも興味津々でした。こうやって新しいことにも興味を持って「変身資産」を豊かにしてゆくのも、生き方・働き方を極めてく上で重要になっていくでしょう。

基本的には、活力資産と変身資産があってこその生産性資産なのではないかと思います。私の祖母のように、高齢になっても資産運用に前向きに楽しみながら取り組む姿勢こそ、不労所得を得るために必要なのではないでしょうか。

80代以降のことを考えて、不労所得の内容を見直そう

80代以降にゆっくりと不労所得だけで過ごすためには、元気なタイミングで収入源の内容を見直す必要があるでしょう。ここでは今の副業や資産を活かして、不労所得を得るための方法を3つ紹介します。

民泊→賃貸

例えば自分の保有する不動産による民泊運営をしていたとすると、利用客が泊まるたびに清掃作業を依頼したり自ら行ったりする必要があるため、民泊業務につきっきりになってしまう可能性も。若いうちはいいですが、年齢を重ねると体力的になかなか難しくなってきます。

そこで、保有する不動産を賃貸物件として運用し、家賃収入の不労所得を得る方法に切り替えてみましょう。別途維持管理費用は掛かりますが、メンテナンスは基本的に借り主が引っ越す時だけになります。貸し出す物件が、現在住んでいる場所から離れたところにあっても、不動産会社や管理会社が窓口になってくれるので安心です。

空き地→土地活用

もしあなたの持ち家の前に大きな道路があるなら、自動販売機を置いて土地の収益化を目指してみるのも手です。自販機を設置する方法は、①設置業者に設置や商品仕入れ、管理などを任せるものと、②自分で自販機を購入もしくはリースをして、設置する方法があります。

どちらも電気代は自己負担とはなるものの、①は手間も初期費用もかかりません。売り上げに応じて20%程度のマージン(1本あたり20円程度)が受け取れます。②は初期投資が高く、管理やゴミの処理をしなければなりませんが、商品の売れた時の利益は大きいでしょう。

②の場合、本体は新品・中古などの条件によって差がありますが、だいたい数十万~100万円で買えるそう。場所にもよりますが、立地が良ければ売り上げは2000~4000円/日程度。仕入れ値や電気代などを差し引かなくてはいけないですが、1ヶ月あたり6万程度円売り上げる可能性があります。

もし実家が土地を持っているなら、その土地にアパートやマンションを建てたり駐車場にしたりするのも良いでしょう。更地をただ持っていても収入にはならないので、これら「賃貸経営」によって不労所得を得るのです。

ただし、気をつけたい点もあります。野村総合研究所の発表(PDF)によれば、2033年には貸家の空き家率が3割になると言われているため、これから賃貸経営をはじめようと考えている人は、この点を踏まえて賃貸経営をすべきかどうか考えるといいでしょう。

駐車場経営→カーシェアリング

月極駐車場を活かすという方法もあります。もし自分の所有する月極駐車場に空きがあるという場合には、カーシェアリングを設置するという方法もあります。タイムズ24では、トラブル対応も24時間365日行ってもらえるほか、車両も無料で用意してもらえるそうです。機械設置も無料なので、オーナーにとっては嬉しい限り。オリックスや三井のリパークも同様のサービスを行っています。

このように、従来行っていた副業ビジネスのやり方を変えるだけでも、80代以降にお金の不安が少しでもなくなる生活が実現できそうだということがわかって頂けると思います。新しいビジネスもたくさん出てきているので、そのトレンドにうまく乗ることができれば、不労所得も増えていくのではないかと思います。不労所得を得るシステムを見据えながら副業をしていくことで、ゆとりある生き方ができる老年期を迎えたいですね。

【番外編】ジョブチェンジ

なお、私の親戚(現在65歳)の話になりますが、定年退職後にぶどう農園を借りてワインを作るビジネスをはじめています。まだ収益化はできていないようですが、ワインの話をするとぶどうの育て方からワインを作る工程まで楽しそうに話していたのが印象的でした。
彼のプランとしては、自分が元気なうちにワインの製造に力を入れて、体力的に動けなくなったら若手に事業を任せる計画なのかもしれません。彼の方法も不労所得の稼ぎ方を年齢ごとにうまく切り替えようとしている好例と言えるでしょう。

副業を上手に働き方に取り入れて、人生を豊かに暮らそう!

副業を運用せずにただ続けているだけでは、スキルの向上はあっても肝心の資産は増えていかないでしょう。結果、余裕のある生き方をするための不労所得を得ることにつながりにくいと思います。

そのため、副業で得たお金を常に投資に回していくのが重要です。副業で得たお金を全額生活費等に充てるのではなく、そのうちの一部を自分のスキル磨きや投資に使っていき、定年退職後は年金等と副業を収入源にしつつ、不労所得に徐々にシフトしていくのが理想的でしょう。

今回の特集ではこれまで、「副業=お金稼ぎ」という論理で記事を展開してきました。しかし、根本的な意味での副業は「自分の好きなこと・得意なことを、いかに社会のために還元していくか」にあると思います。

これまでの時代は、一度就職してしまうと一生その仕事に縛られてしまっていましたが、これからの時代は違ってくるでしょう。本業はこれまで通りこなしつつも、副業で自分の好きな仕事・得意な仕事をする時代の到来です。「自分はどんな人間で、何に価値観を置いているか」を常に自己分析し、明確にしておかなければなりません。自己分析が終わったら、あとはそれを判断基準として、好きなこと・得意なことを極めていくのみ。それが、これからの時代、人生を豊かにするための最善の道になっていくと考えています。

副業をテーマにして主に収入を得る方法をご紹介してきましたが、自分の心に正直になって、好きなこと・得意なことを副業にして自分の能力を最大限に活かしながら、生活していきたいですね。

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5本目:副業で「月20万円」の不労所得を目指すには

(安齋慎平)

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