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コーヒーを飲んで20分昼寝をすると眠気が解消される? 「コーヒーナップ」とは

Man with beard in glasses sleeps in office on the table over laptop with coffee in hand

「コーヒーナップ」という言葉をご存知でしょうか? これは、コーヒーを飲んでから20分程度の昼寝をすると、単に昼寝をするだけよりも眠気や疲労を吹き飛ばすことができるというもの。コーヒーを飲んで寝るだけですから簡単ですね。以下で詳しく解説していきます。

研究結果:コーヒーを飲んでから昼寝をするのが効果的

広島大学は次のような実験をしています。10人の被検者に対し、A)昼寝なし、B)昼寝のみ、C)昼寝後洗顔、D)昼寝後強い光を浴びる、E)コーヒーを飲んでから昼寝、の5つの条件に分かれてもらい、昼寝前と昼寝後の「眠気」と「記憶テスト間違い率(%)」を調べました。昼寝は20分とし、カフェイン摂取量はコーヒー2~3杯程度としています。

すると、最も眠気が少なく、記憶テストの間違い率が低かったのは、E)コーヒーを飲んでから昼寝だったのです。眠気もほとんど上昇せず、テストの成績の低下もほとんど観察されませんでした。

画像はネスレ日本のサイトより。

このことから、昼寝をする前にコーヒーを摂取してから20分程度の昼寝をすると、眠気が解消されてスッキリするということがわかります。

カフェイン摂取から吸収までは15~20分かかる

私たちが疲労や眠気を感じている時、脳内では「アデノシン」という物質が「アデノシン受容体」と結合しています。これによって脳の働きが遅くなり、眠くなるわけです。このアデノシンは、眠ることによって減らすことができます。アデノシンと言われても分かりづらいですよね。ま、脳の働きを悪くするやつっていうところです。

そのアデノシンは、コーヒーに含まれるカフェインと似た分子構造をしています。私たちがコーヒーを飲んで目が覚めるのは、カフェインがアデノシン受容体と結合することでアデノシンが結合せず、疲労感や眠気を感じなくなるからなのです。

しかしながら、カフェインが小腸から血液内に吸収されて脳に到達するまでには約20分程度かかります。カフェインの覚醒が始まるのは約20分経過後であり、それまでの間はカフェインが効きません。つまり、この約20分の間に昼寝をすれば、脳内のアデノシンを減らしつつ、その後のカフェインによる覚醒効果も引き出すことができるというわけです。これがコーヒーナップなのです。

30分以上の昼寝は逆効果

コーヒーナップの効果が出るのは20分程度の睡眠のみ。30分以上寝た場合は、起きた頃にはカフェインがすでに脳内に充満しているので、逆にぼーっとしてしまう可能性があります。さらに、コーヒーの飲み過ぎはカフェイン過多となってしまい、健康に悪影響なのは必至。コーヒーナップを実施するには、適量のコーヒーを飲んで適切な時間寝ることが大切なのです。

コーヒーナップを取り入れる企業も

ネスレ日本株式会社は、2018年6月より神戸本社の喫煙室を廃止、代わりに一部スペースを仮眠室にすると発表しました。ここでは、コーヒーナップを実践したい社員が仮眠することが可能。コーヒーナップを行うことで社員のパフォーマンスを高め、生産性を上げることを目的としているものとみられます。このように、企業のなかにはコーヒーナップを積極的に取り入れようとしているところもあるのです。たった1杯のコーヒーでスッキリできるこのコーヒーナップは、日本の働き方を良い方向に変えてくれる魔法の取り組みなのかもしれません。

参考:ネスレ日本 , GIGAZINE , 日本の人事部 , ネスレ社員の健康診断結果は良好だった 社員はコーヒーを平均1日3杯以上飲み、ポリフェノールを多く摂取

(安齋慎平)

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